社会課題解決のための次世代リーダー育成事業

スマホや新しいデバイス類(機械類)、テクノロジーを高齢者に教えていくとなると、教える側の育成も求められます。虹色未来大学ではこれまで大人のボランティア育成を行ってきましたが、自分たちが手掛ける講座数が多くなってくると新人ボランティアへの技術育成が間に合わず、ベテランボランティア側の負担が大きくなってしまうところが悩みの種でした。

そこで、「それら新しい技術のことなら学生(主には中高生)に先生になってもらえば良いのでは?」というアイデアから、学生を講師と見立ててスマホ講座を何度かお試し開催したところ、この取り組みが学生側からも高齢者側からも思いのほか好評だったのです。高齢者側からのコメントとしては「自分の孫のような若い世代から教わることはうれしい」「元気がもらえた」というような声ですとか、学生側からは「ありがとうと言ってもらえてうれしかった」「伝える能力が伸びた」「いつもは教わる側だけど教える側に立てて新しい発見ができた」などの感想が届き、両サイドが喜んでいただけたことはこの企画をやってみて見えてきた発見でした。

また多く学生がボランティア参加してくれた学校に実績報告へ伺った際に、校長先生から「大人から認めてもらえる体験が得られて、この取り組みは学生たちにとっても自己肯定感が高まってとても有意義」なんてお話もいただけました。

これらの経験を踏まえ、これからますます進化していくテクノロジーやデイバス類を若い世代から上の世代に教えていく環境をもっと整えていこうと、『シン・多世代“幸”流プロジェクト』と命名した次世代型・多世代交流のスタイルを広げていくべく、『社会課題解決のための次世代リーダー育成事業』という若手育成の事業を展開することにしました。いつの時代も時の流れの最先端を追う力は若者の感度に高齢者が敵うことはなく、若い世代が先取りしている情報を大人が学ぶ場、若い世代が先生となって大人に教える場があっても面白いのではないでしょうか。ゆくゆくは自信を身に着けた若者が地域のリーダーへと飛び出していってもらえたらと夢描いています。

高齢者同士の横のつながりと、学生同士の横のつながり。この2つの世代の横のつながりを虹色未来大学は「縦のつながり」として新たな向きの接続を目指していきます。地域住民の参画を得て学校と地域が連携・協働していく地域学校協働活動として、虹色未来大学がそれらプレイヤーたちを有機的につなぎ、地域全体のソーシャル・キャピタルを高めていこうとするチャレンジ的事業です。