スマートホーム導入促進事業

「スマートホーム」という言葉をご存知でしょうか?AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などの技術を活用して、家電や住宅設備をインターネットにつなぎ、スマートフォンや音声スピーカーなど(これらを総じてスマートデバイスと呼びます)でコントロールできる住宅のことです。

そのような一連の設備を揃えようとすると、「新しい家じゃなくちゃ使えないんじゃないの?」「工事やセッティングにお金がかかるのでは?」「高齢者には難しそう…」などと不安を持たれる方もまだまだ多くいらっしゃいます。ですが、思ってるほど導入のハードルは高くはありません。今ではセール時などであれば、Amazon AlexaやGoogle Home等のスマートデバイスを一式揃えてもミニマム構成なら3万円も満たない価格感で、わりと安価で手に入れられます。ですので、仮に築40年の築古物件にお住まいだったとしても、後付けで容易に「スマートホーム化」が実現できます。

「スマートホーム」という言葉は浸透度も高くはなく新しいジャンルであることから、自分たちにはまだまだ関係ないと思われている方も多いようです。ですが、早期の「スマートホーム化」は以下の二方向の視点から利便性が感じられます。

1つ目は高齢の親側の視点。身体が不自由になってきた場合でも、家の中を動き回らずして様々な家電を自分の声でコントロールできるようになります。健康時から導入を進め、慣れていけば生活は快適そのもの。この生活スタイルが構築できれば、将来を老人ホームなどの施設介護に頼らずに在宅介護という選択肢も選びやすくなるため、早い内からの「スマートホーム化」はとても恩恵が大きいのです。

2つ目はそのようなの高齢の親をもつ子供側からの視点。介護が伴うような高齢の親だと日常の生活が心配の種にもなるわけです。「スマートホーム化」の導入により、親が家の中で無事に生活できているか(動けているか)が自分のスマホに即時に通知されるので、生活環境が離れていても親の様子を「遠隔見守り」できる環境が得られます。

高齢者の子供たちは現役世代でもあるため、家族の介護を抱えることは生活の大きな負担にもつながります。介護を理由に仕事を辞めることを介護離職と言いますが、現代ではこれが社会問題化してきています。子供には子供自身の長い人生が続いていくわけですが、介護を理由に仕事を辞めてしまえば当然安定した収入を絶たれることになります。一度離職すると元の水準へと戻すこと極めて難しく、介護離職は絶対に避けなければならないと言われています。この課題はこれからますます高齢社会となる日本を考える上で非常に重要な論点であり、介護負担による現役世代の生産性低下は絶対に避けなければなりません。そのためにも、自宅の「スマートホーム化」は非常に有効打と言えるのです。

そこで虹色未来大学では、『スマートホーム導入促進事業(愛称:デジタル・ファミリー事業)』としてこの社会課題を解消すべく、官民連携コーディネーターとしての活動を開始しました。まだまだ発展途上ではありますが、人間主体の豊かな生き方を目指していく虹色未来大学としては、取り組む意義を大きく感じている事業です。